クラウドファンディングの始め方：クラウドファンディング入門

この記事では、クラウドファンディングを始めるための手順をわかりやすく解説します。

クラウドファンディングって何？

まず、クラウドファンディングとは、何かを簡単にまとめると、インターネット上でたくさんの人々から少額ずつお金を集めて、特別なプロジェクトやアイデアを実現させるしくみです。クラウド（Crowd＝大衆）とファンディング（Funding＝資金調達）を組み合わせてクラウドファンディングと呼ばれます。

購入型、寄付型、金融型の３つのタイプに分けられます。

・購入型：お金の出し手は、製品やサービスあるいは体験を購入することができる

・寄付型：お金の出し手は、寄付できる

・金融型：お金の出し手は、利息や配当を得る

一般の事業者は、基本“購入型”を利用することになります。

購入型では、自由に返礼品を設定することができます。魅力ある返礼品を準備することが多くの支援につながります。

クラウドファンディングは、資金調達というより新たなファンを作る場所・仲間を作る場所という方が実態に近いかもしれません。

クラウドファンディングの仕組みを使って何かしようとする計画のことを、プロジェクトといいます。

プロジェクトは、クラウドファンディングプラットフォームと呼ばれるところに申請をして掲載をしてもらうことで、支援を集めることができるようになります。

ステップ1: アイデアを考える

クラウドファンディングのスタートラインに立つ最初のステップは、具体的で魅力的なアイデアを考えることです。あなたの夢やアイデアが何かを明確にしましょう。アイデアがあれば、それを紙に書いてみましょう。

例えば、アイデアを製品化したい、新しい絵本を出版したい、自分の音楽アルバムを制作したい、地域の環境を改善したいなど、具体的な目標を持ってください。

クラウドファンディングのプラットフォームには、現在募集中のプロジェクトだけでなく、過去のプロジェクトも掲載されています。具体的なアイデアが浮かんでこないときは、気になる分野のキーワードでプロジェクトを探してみてください。ヒントと刺激を得ることができます。

ステップ2: 目標と計画を立てる

アイデアが決まったら、それを実現するための目標と計画を立てることが大切です。どれくらいのお金が必要ですか？どのくらいの時間がかかりますか？何をどうするか計画を立てることで、目標の実現に近づけます。

ステップ3: クラウドファンディングプラットフォームを選ぶ

次に、自分のプロジェクトに合ったクラウドファンディングプラットフォームを選びましょう。有名なプラットフォームには、Campfire、READYFOR、MAKUAKEなどがあります。プロジェクトの種類や目的に合ったプラットフォームを選びましょう。

<参考記事>

クラウドファンディングのプラットフォームを選ぶ5つのポイント

ステップ4: プロジェクトを登録する

プラットフォームを選んだら、そのサイトにプロジェクトを登録します。

プロジェクトへの登録は、プラットフォーム上で行います。プラットフォーム担当者との面談を経て管理ページが開設されるところもあれば、管理ページを自身で開設できるところもあります。

管理ページが開設されたら、プロジェクトの詳細を書き込み、魅力的なプレゼンテーションを作成していきましょう。人々にプロジェクトの魅力を伝えることが大切です。

ステップ5: ソーシャルメディアや知り合いに宣伝する

プロジェクトが登録されたら、友達、家族、既存のお客さんへSNSなどを使って宣伝しましょう。テレビや新聞、雑誌に向けてプレスリリースも有効です。スタート時点で、いかに多くの人にプロジェクトを知ってもらえているかが成功のカギです。自分の夢を共有し、サポーターを募りましょう。商品やサービス、施設の場合は、まだ見たことのない“それ”の魅力をいかに理解してもらい、リアルに想像させ、ほしいと思ってもらえるように、文章だけでなく、画像、動画を駆使して表現することが重要です。